明哲保身(読み)メイテツホシン

デジタル大辞泉 「明哲保身」の意味・読み・例文・類語

めいてつ‐ほしん【明哲保身】

《「詩経大雅烝民から》聡明で道理に通じていて、物事を的確に処理し、安全に身を保つこと。

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精選版 日本国語大辞典 「明哲保身」の意味・読み・例文・類語

めいてつ‐ほしん【明哲保身】

〘名〙 (「詩経‐大雅・烝民」の「既明且哲、以保其身」によることば) 聰明で道理に従って事を処理し、一身を全うすること。
真理の春(1930)〈細田民樹〉森井コンツェルン「宗教の『味』をしめた彼は、益これを明哲保身(メイテツホシン)の術に応用しながら」 〔白居易‐杜佑致仕制〕

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四字熟語を知る辞典 「明哲保身」の解説

明哲保身

聡明で道理に従って物事を処理し、安全に自分の身や地位を守ること。

[活用] ―の術。

[使用例] 身を殺して仁を成すべきことを言いながら、その一方、どこかしら明哲保身を最上智と考える傾向が、時々師の言説の中に感じられる[中島敦弟子|1943]

[解説] 「明哲」は聡明で物事の道理に通じていること。また、そのような人をもさします。

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