時分の花(読み)ジブンノハナ

デジタル大辞泉 「時分の花」の意味・読み・例文・類語

じぶん‐の‐はな【時分の花】

能で、年齢の若さによって現れる、芸以前の一時的な面白さ。⇔まことの花
「三十以前の―なれ」〈花伝・一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「時分の花」の意味・読み・例文・類語

じぶん【時分】 の 花(はな)

能で、年齢の若さから生じる一時的な美しさ。
風姿花伝(1400‐02頃)一「さりながら此花は、まことの花にはあらず。ただ時分の花なり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android