時無し(読み)トキナシ

デジタル大辞泉 「時無し」の意味・読み・例文・類語

とき・し

いつと定まった時がない。
「み吉野の耳我みみがの嶺に―・くそ雪は降りける」〈・二五〉
不幸・失意境遇にある。
東宮御時学士にて侍りしを、―・くおはしませば」〈今鏡・一〉

とき‐なし【時無し】

時間季節を定めないこと。常時
大福餅や巴焼などを、…殆んど―に売っているのであった」〈葉山海に生くる人々

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android