智門(読み)チモン

デジタル大辞泉 「智門」の意味・読み・例文・類語

ち‐もん【×智門】

仏語。仏・菩薩ぼさつの備える徳のうち真理を観ずる智慧ちえ、すなわち自利の面。⇔悲門

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「智門」の意味・読み・例文・類語

ち‐もん【智門】

〘名〙 仏語。仏・菩薩が具える徳を自利・利他の二面から分けた、その自利の智徳をいう。また、智とその対象となる真如の理との二つに分けた、理を観ずる智をさしていう。
※米沢本沙石集(1283)一「智門(チモン)は高くを勝れたりとし」

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