暑苦・熱苦(読み)あつくるしい

精選版 日本国語大辞典 「暑苦・熱苦」の意味・読み・例文・類語

あつ‐くるし・い【暑苦・熱苦】

〘形口〙 あつくるし 〘形シク〙 (「あつぐるしい」とも) 温度が高く、熱気がこもった感じで苦しい。息がつまるように暑い。また、そのように見える。あつくらわし。あつくろうしい。あつくろしい。
※天元四年斉敏君達謎合(981)「年の内に時を失ふ物とあるは、あつくるしき程なれば、くだものは夏梨と思ふにやあらん」
あつくるし‐げ
〘形動〙
あつくるし‐さ
〘名〙

あつ‐くろし・い【暑苦・熱苦】

〘形口〙 あつくろし 〘形シク〙 =あつくるしい(暑苦)
※浄瑠璃・卯月の紅葉(1706頃)中「遠慮もなくしっかと抱く。エエあつくろし誰(たれ)じゃいや」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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