暗がりから牛を引き出す(読み)クラガリカラウシヲヒキダス

デジタル大辞泉 「暗がりから牛を引き出す」の意味・読み・例文・類語

くらがりからうし

《暗い所に黒い牛がいると何が何やらはっきりしないところから》物の区別がつかないたとえ。また、動作が鈍重で、はきはきしないたとえ。暗闇から牛を引き出す。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「暗がりから牛を引き出す」の意味・読み・例文・類語

くらがり【暗がり】 から 牛(うし)を引(ひ)き出(だ)

暗いところに、黒い牛がいるのは、何が何やらはっきりしないというところから、ものの区別がはっきりつかないたとえ。また、動作がにぶく、はきはきしない。くらやみから牛を引き出す。くらがりの牛。
浮世草子西鶴置土産(1693)五「まことに闇(クラ)がりから牛を引き出すごとくに、楽寝をおこせど目を覚さず」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android