書厨(読み)ショチュウ

デジタル大辞泉 「書厨」の意味・読み・例文・類語

しょ‐ちゅう【書×厨】

本箱書棚
《「南斉書」陸澄伝から》ただ読書するだけで、その知識を活用する才能のない人。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「書厨」の意味・読み・例文・類語

しょ‐ちゅう【書厨】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 本を入れておく箱。本箱。書棚(しょだな)
    1. [初出の実例]「書廚、これは俗に云書物箱なり」(出典:随筆・雅遊漫録(1755)一)
  3. いたずらに読書をするだけで、その本の意味をよく解することのできない人をあざけっていう語。
    1. [初出の実例]「古人書厨(ショチウ)の譏をまぬかれざるも多かるべし」(出典:授業編(1783)一〇)
    2. [その他の文献]〔南斉書‐陸澄伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android