書損(読み)ショソン

デジタル大辞泉 「書損」の意味・読み・例文・類語

しょ‐そん【書損】

書きそこなうこと。また、そのもの。書き損じ。

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精選版 日本国語大辞典 「書損」の意味・読み・例文・類語

しょ‐そん【書損】

  1. 〘 名詞 〙 書きそこなうこと。書き損じ。
    1. [初出の実例]「其側(かたは)らに捻ぢたる紙を幾つともなく放棄したるは、蓋し已に読み了(おわ)りたる朋友手紙文稿の書損(ショソン)ならん」(出典雪中梅(1886)〈末広鉄腸〉上)

かき‐そこない‥そこなひ【書損】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「かきぞこない」とも ) 書きそこなうこと。また、そのもの。書き損じ。
    1. [初出の実例]「とれそかきそこないか」(出典:御湯殿上日記‐永正八年(1511)正月一日)
    2. 「書き損ひの字を削る場所で」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉六)

かき‐そんじ【書損】

  1. 〘 名詞 〙かきそこない(書損)
    1. [初出の実例]「春台峡中紀行を受取りて書かれしに、一字一画の書き損じもなかりしとぞ」(出典:随筆・蘐園雑話(1751‐72頃))

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