天文学の用語で次の二つの意味がある。(1)周極星が子午線からもっとも東または西へ離れたときを指す。東にもっとも離れたときを東方最大離角,西にもっとも離れたときを西方最大離角と呼ぶ。(2)内惑星を地球から観測したとき,太陽からもっとも東または西に離れたときを指す。東にもっとも離れたときを東方最大離角,西にもっとも離れたときを西方最大離角と呼ぶ。水星の最大離角は約23°,金星は約46°である。ただし,これらの値は離心率や軌道傾斜のために,それぞれ17.°9~27.°8,45.°9~46.°7の間を変動している。最大離角およびその前後は,太陽光の影響が少ないので内惑星を観測する好機である。外惑星については最大離角は存在しない。
執筆者:湯浅 学
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出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…つまり衝は起こらない。そして太陽からもっとも離れる角度は水星で約28゜,金星で約49゜でこれらを最大離角という。また内惑星が太陽の東側(西側)で最大離角になるときを東方(西方)最大離角という。…
※「最大離角」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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