月夜見・月読(読み)つくよみ

精選版 日本国語大辞典 「月夜見・月読」の意味・読み・例文・類語

つく‐よみ【月夜見・月読】

〘名〙
① 月の神。つきよみ。
万葉(8C後)一三・三二四五「天橋も 長くもがも 高山も 高くもがも 月夜見(つくよみ)の 持てる変若水(をちみづ) い取り来て」
② 月。つきよみ。
※万葉(8C後)四・六七〇「月読(つくよみ)の光に来ませあしひきの山来隔(きへな)りて遠からなくに」

つき‐よみ【月夜見・月読】

〘名〙
俳諧・新続犬筑波集(1660)五「祈念をばたのむをきねのよろこびて まづしりもちをつきよみのま〈養節〉」
※公忠集(986‐999)「つきよみのあめにのぼりてやみもなくあきらけきよをみるがたのしさ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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