月鼈(読み)ゲツベツ

デジタル大辞泉 「月鼈」の意味・読み・例文・類語

げつ‐べつ【月×鼈】

月とすっぽん二つのものの優劣の差がはなはだしいことのたとえ。雲泥うんでい
「―雲泥天地相違」〈鏡花高野聖

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「月鼈」の意味・読み・例文・類語

げつ‐べつ【月鼈】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「鼈」はスッポンの意 ) 月とスッポン。両者の優劣の差がはなはだしいことのたとえ。雲泥。霄壌(しょうじょう)
    1. [初出の実例]「時の好尚とは云ながら、李の文を韓の文と比したるは余りの月鼈なり」(出典:随筆・文会雑記(1782)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android