朔北(読み)サクホク

デジタル大辞泉 「朔北」の意味・読み・例文・類語

さく‐ほく【×朔北】

《「朔」は北の方角の意》
きた。北方
中国の北方の辺土

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「朔北」の意味・読み・例文・類語

さく‐ほく【朔北】

〘名〙 (「朔」は北方の意) 北。北方の地。また、特に中国の北方の辺地
草枕(1906)〈夏目漱石〉八「朔北の曠野を染むる血潮の何万分の一かは、此青年の動脉から迸(ほとばし)る時が来るかも知れない」 〔李陵‐与蘇武書〕

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普及版 字通 「朔北」の読み・字形・画数・意味

【朔北】さくほく

北方塞外の地。漢・李陵〔武に答ふる書〕且つ足下、昔單車のを以て乘の(ゆ)き、時の不ひ、劍に伏してみず。離辛して、(ほとん)ど北の野に死せんとす。丁年にしてを奉じ、首にして歸る。

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