望む(読み)ノゾム

デジタル大辞泉 「望む」の意味・読み・例文・類語

のぞ・む【望む】

[動マ五(四)]《「臨む」と同語源》
はるかに隔てて見る。遠くを眺めやる。「富士を―・む展望台」

物事がこうであればいい、自分としてはこうしたい、こうなりたい、また、なんとか得られないものかなどと、心に思う。「栄達を―・む」「名声など―・まない」「誰でも幸福を―・んでいる」
特定相手に対して、こうあってほしい、こうしてもらいたいと思う。注文する。「自重を―・む」「一層の努力が―・まれる」
自分の所に来てくれるように働きかける。欲しがる。「後妻にと―・まれる」
したう。仰ぐ。「徳を―・む」
[可能]のぞめる
[類語](1見やる眺める眺めやる望見一望観望展望遠望望遠遠見とおみ/(2求める願うこいねがう欲する思う希望念ずる念願する願望する希求する庶幾する切望する切願する熱望する熱願する

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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