木取(読み)きどり

精選版 日本国語大辞典 「木取」の意味・読み・例文・類語

き‐どり【木取】

〘名〙
① 大形の材木をひいて、建築その他用材を取ること。用材に適するように材木を切ること。
※俳諧・曠野(1689)二「月花初め琵琶の木どり哉〈釣雪〉」
日本料理で、材料から目的の形がとりやすいように、大体の形を見積もって庖丁を入れること。刺身のさくを作ることなど。

き‐ど・る【木取】

〘他ラ四〙 建築やその他の用途に応じて、材木をひき、用材を作る。
家忠日記‐文祿二年(1593)六月五日「江戸にたて候こさしき木取候」

こ‐とり【木取】

〘名〙 猿(さる)手足。〔庭訓往来(1394‐1428頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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