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未必の故意 【みひつのこい】

  • 7件の用語解説(未必の故意で検索)

世界大百科事典 第2版の解説

みひつのこい【未必の故意】 

法律用語犯罪実現とくに結果発生意図した場合およびそれが確実だと思っていた場合は故意であり,それを全く考えていなかった場合は過失になることに問題はない。しかし,この中間的な場合,すなわち,もしかすると結果が発生するかもしれないとは思っていたが,それを意図したわけではないという場合に,これを故意・過失いずれとみるかは問題である。このような事例は,すべての犯罪について起こりうるが,実際に問題になるのは,通常殺人(かっとなって刺した場合など),自動車事故(暴走して事故を起こした場合など)などが多く,公害事件などでも問題になる(被害が出るかもしれないと思いながら操業販売を続けた場合など)。


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とっさの日本語便利帳の解説

結果の発生を確実なものと認識しておらず、またそれを意図していない場合でも、結果発生を可能なもの(起こり得る)と認識している場合、刑法上故意が認められる。認識ある過失(起こり得ないと認識しているため、過失が認められる)との区別議論される。


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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

確定的に犯罪を行おうとするのではないが、結果的に犯罪行為になってもかまわないと思って犯行に及ぶ際の容疑者の心理状態。殺人事件の場合、明確殺意がなくても、相手が死ぬ危険性を認識していれば、故意として殺人罪が適用される。
( 2008-10-02 朝日新聞 朝刊 1総合 )


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大辞林 第三版の解説

みひつのこい【未必の故意】
 
〘法〙実害の発生を積極的に希望ないしは意図するものではないが,自分の行為により結果として実害が発生してもかまわないという行為者の心理状態。


(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

未必の故意 【みひつのこい】

犯罪事実の発生を積極的に意図あるいは希望したわけではないが,その可能性を認識し,しかもその結果が発生してもかまわないとする認容。故意の一種であり不確定故意の一つ
※本文は出典元の用語解説の一部を掲載しています。


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デジタル大辞泉の解説

みひつ‐の‐こい 【未必の故意】
 
犯罪事実の発生を積極的には意図しないが、自分の行為からそのような事実が発生するかもしれないと思いながら、あえて実行する場合の心理状態。→故意

この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

故意 」のページをご覧ください。


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世界大百科事典内の未必の故意の言及

【故意】より
… なお,故意の種類として,結果の発生を確実なものとして認識する確定的故意とこれを不確定なものと認識している不確定的故意とがある。後者は,さらに,群集に向けて発砲する場合のように,結果の発生は確実だが,だれに,何人に結果が発生するかが不確定な概括的故意,A,Bのいずれか1人を殺す意思で発砲するように,A,Bのいずれに結果が発生するかが不確定な択一的故意,およびAを射殺することになるかもしれないと思いながら,あえて発砲する場合のように,結果の発生そのものを不確実に認識している〈未必の故意〉とに分けられる。過失【堀内 捷三】
[民法]
 故意は過失と並ぶ損害賠償責任の帰責原因であるが,過失におけるような意思の緊張の欠如ではなく,結果発生を認識しながらそれを認容してある行為をしようとする意思の態様をいう。…
【犯罪】より
…刑法は,原則として故意による行為のみを罰し,過失による行為を罰するのは,過失犯を罰する趣旨の規定がある場合に限られる(38条1項)。 故意と過失の限界は,とくに〈未必の故意〉と〈認識ある過失〉の区別として問題になる。〈未必の故意〉とは,通説的見解によれば,犯罪事実とくに結果の発生を確定的なものと認識せずに,単に可能なものと認識しているにすぎないが,その結果の発生の認容がある場合をいう。…
※「未必の故意」について言及している用語解説の一部を掲載しています。


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未必の故意に近い言葉→此の故に|故意|故意犯|王臣蹇蹇躬の故にあらず|贓物の故買|四肢の故障 (breaking down)|故意殺人|故意否認|概括的故意|確定的故意

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