本立野村(読み)ほんだちのむら

日本歴史地名大系 「本立野村」の解説

本立野村
ほんだちのむら

[現在地名]修善寺町本立野

田方郡に属し、狩野かの川上流西岸に位置する村で、西は君沢くんたく郡修善寺村、北は小立野こだちの村。中世立野たちのに含まれた。文禄三年(一五九四)に代官彦坂元正による検地が行われ、検地帳に「豆州宝郡狩野庄本立野村」とあったという(「本立野水帳書上」小川家文書)。延宝五年(一六七七)の「伊豆鏡」によると高二四二石余、領主の変遷は小立野村に同じ。万治三年(一六六〇)の狩野山中五人組帳(大城家文書)には名主のほか八五名が載る。

慶長三年(一五九八)三須文左衛門に宛てた徳川家康の紙漉免許状(三須家文書)に立野紙のことが記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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