本願寺名古屋別院(読み)ほんがんじなごやべついん

日本歴史地名大系 「本願寺名古屋別院」の解説

本願寺名古屋別院
ほんがんじなごやべついん

[現在地名]中区門前町

浄土真宗本願寺派。本尊は木造阿弥陀如来立像。伊勢国長島ながしま門徒が伊勢国桑名くわな杉江すぎえ(現三重県桑名郡長島町)に蓮如の次男実恵を住持に招いて創建した願証がんしよう寺に始まる。同寺は尾張・伊勢・美濃三国の小本山に定められた(尾張名所図会)が、天正二年(一五七四)九月、門徒一揆の敗亡のため廃寺。ところが本山の顕如織田信雄に請い、これを清須きよすに再興した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android