朽ち(読み)クチ

デジタル大辞泉 「朽ち」の意味・読み・例文・類語

くち【朽ち/腐ち】

[語素]名詞の上に付いて用いる。
くさった、の意を表す。「―木」「―
年老いた、老いぼれた、の意を表す。「―尼」「―女」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「朽ち」の意味・読み・例文・類語

くち【朽・腐】

  1. ( 動詞「くちる(朽)」の連用形から )
  2. [ 1 ] 〘 名詞 〙
    1. くさること。くちること。
      1. [初出の実例]「カタナガ クチタ、または、cuchiga(クチガ) イッタ」(出典日葡辞書(1603‐04))
    2. 麦の穂を腐らせる病気。〔羅葡日辞書(1595)〕
  3. [ 2 ] 〘 造語要素 〙
    1. 名詞の上に付いて、くさったの意をそえる。「朽木」「朽葉」など。
    2. 名詞の上に付いて、年老いたの意をそえる。人をののしったり、自分をへりくだって言ったりするのにも用いる。「くちあま」「くちおんな」など。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android