来寄(読み)きよる

精選版 日本国語大辞典 「来寄」の意味・読み・例文・類語

き‐よ・る【来寄】

〘自ラ四〙 寄って来る。寄せて来る。
万葉(8C後)一三・三三〇一「神風伊勢の海の 朝なぎに 来依(きよる)深海松(ふかみる) 夕なぎに 来因(きよる)俣海松(またみる)

き‐よ・す【来寄】

〘自サ下二〙 うち寄せてくる。近づいてくる。来寄る。
※万葉(8C後)六・九三二「白波千重に来縁流(きよすル)住吉(すみのえ)の岸の黄土(はにふ)ににほひて行かな」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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