東古泉村(読み)ひがしこいずみむら

日本歴史地名大系 「東古泉村」の解説

東古泉村
ひがしこいずみむら

[現在地名]松前町東古泉

西古泉にしこいずみ村の東方の農耕地。寛文一一年(一六七一)松前村から分郷した古泉村がさらに元文三年(一七三八)東西に分れた新村である。江戸時代を通じ松山藩領(→西古泉村

明治四三年(一九一〇)刊の「郷土誌岡田村」に「古泉村元文三年東西に分かれる、明和七年東・西古泉村田面混存不便により、両村敢て方向を訂正し、その境界を定む」とある。分郷前後の東古泉村の石高・反別は、元禄元年(一六八八)には三〇九石七升六合、三一町四反五畝二五歩、明和七年(一七七〇)には三五九石九斗六升、四二町一反八畝六歩、寛政四年(一七九二)には三七〇石九斗八升三合、四三町九反九畝一歩となっており、以後明治までは増加をみない。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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