東新居村(読み)ひがしあらいむら

日本歴史地名大系 「東新居村」の解説

東新居村
ひがしあらいむら

[現在地名]一宮町東新居

笛吹川の支流大石おおいし川の扇状地に位置し、西は土塚つちづか村。慶長古高帳に東新居とみえ高二六二石余、幕府領。ほかに天神領一石余。元禄郷帳では坪内・安藤の二家領で、両家とも寛永一〇年(一六三三)に宛行われたと考えられる(「寛政重修諸家譜」など)。宝永二年(一七〇五)以降の領主の変遷は金田かねた村に同じ。

享保九年(一七二四)の村明細帳(古屋康雄家文書)によると、同二年甲府藩の検地神沢かんざわ村より入り、二月二二日から二六日までで完了し狐新居きつねあらい村へ移った(「東新居村検地位反別帳覚」早川睦夫家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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