東蒲生田村(読み)ひがしかもうだむら

日本歴史地名大系 「東蒲生田村」の解説

東蒲生田村
ひがしかもうだむら

[現在地名]名立町東蒲生田

瀬戸せと村から名立川に沿って下ること約半里、氾濫原と山麓台地に集落があり、対岸小田島おだじま村である。なかまた桑取くわとり谷の土口とぐち(ともに現上越市)から山道を越えて名立谷へおりたところで、古くからの山道往来で横道ともいい、江戸時代には信濃への塩の道であった。名立湊に揚げた塩をここから山越え西にし(現新井市)まで運び、北国街道の小出雲おいずも宿(現新井市)へと結んだ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android