板楠村(読み)いたくすむら

日本歴史地名大系 「板楠村」の解説

板楠村
いたくすむら

[現在地名]三加和町板楠

東に赤尾平あかおびら(二一二・二メートル)東南岩村いわむら(一六八・九メートル)西南なか(二四二・四メートル)があり、村央を十町じつちよう川が南流する。東は平山ひらやま(現山鹿市)、西は上板楠村中林なかばやし村、南は大田黒おおたぐろ村と接する。天文四年(一五三五)の鹿子木親員知行目録(鹿子木文書)に「大津山掃部頭寄替地互ニ本地」として「十町 板楠之内」とある。その後大友氏から「板楠四十五町」が辺春常陸入道に預け置かれている(年未詳一〇月一五日「大友義統宛行状」光照寺文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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