枝を撓めて花を散らす(読み)えだをためてはなをちらす

精選版 日本国語大辞典 「枝を撓めて花を散らす」の意味・読み・例文・類語

えだ【枝】 を 撓(た)めて花(はな)を散(ち)らす

  1. あまり重要でない欠点を直そうとして、かえって重要な部分を傷つけたり全体を損なったりすることのたとえ。角を矯(た)めて牛を殺す。
    1. [初出の実例]「縦(たとひ)縁連們を除くといふとも、主君を敵に撃しては、枝を櫽(タメ)て花を散し、角を斫(きっ)て牛を殺すといふ、鄙語(ことわざ)にだも劣りたり」(出典読本南総里見八犬伝(1814‐42)九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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