柴山古窯跡(読み)しばやまこようあと

日本歴史地名大系 「柴山古窯跡」の解説

柴山古窯跡
しばやまこようあと

[現在地名]常滑市柴山

旧常滑町地域(現常滑市街地)では、今日も陶磁器生産が営まれているが、その後背丘陵には数多くの古窯跡が存在している。柴山古窯は、柴山の谷に舌状に突出した小丘陵の西斜面から南斜面(標高約六〇メートル)にかけて群在する一〇基余りの古窯をさし、周囲の古窯群を包括した柴山古窯跡群のなかの、柴山支群を構成している。

柴山支群のうち発掘調査された古窯は、第一・第二号窯であり、とくに第二号窯の焼成室の床面下からは、排水・防湿を目的とした木材陶片を敷詰めた遺構が検出された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android