柴胡加竜骨牡蠣湯(読み)さいこかりゅうこつぼれいとう

漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典 「柴胡加竜骨牡蠣湯」の解説

さいこかりゅうこつぼれいとう【柴胡加竜骨牡蠣湯】

漢方の一つ。生薬(しょうやく)柴胡(さいこ)竜骨(りゅうこつ)牡蠣(ぼれい)黄芩(おうごん)半夏(はんげ)人参(にんじん)茯苓(ぶくりょう)桂枝(けいし)または桂皮(けいひ)生姜(しょうきょう)大棗(たいそう)大黄(だいおう)などを含む。漢方の古典傷寒論(しょうかんろん)』などに処方が示されている。高血圧動脈硬化更年期障害神経症、小児の夜泣きなどに用い、精神的な不安、いらだち、動悸(どうき)めまいのぼせ不眠といった症状をともなうとき、とくに有効とされる。比較的体力のある人がおもな対象。

出典 講談社漢方薬・生薬・栄養成分がわかる事典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android