桂島(読み)かつらしま

日本歴史地名大系 「桂島」の解説

桂島
かつらしま

[現在地名]出水市荘

わらび島の北方こめ港の北西方約七・五キロの八代海に浮ぶ伏椀形の島で、面積〇・二四平方キロ、外周二・七キロ。地質溶岩火山砕屑物からなり、最高標高地は五五メートルの山がちの島である。ほかに南西まえ島、(面積〇・〇九平方キロ)の無人島がある。近世にはしよう村に属していた。寛政年間(一七八九―一八〇一)に肥後国天草あまくさから三戸移住してきたのが居住の始まりで、その後も天草からの移住と分家戸数が増加した。

桂島
かつらしま

[現在地名]塩竈市浦戸桂島うらとかつらしま

松島湾の外縁を限る形で五つのやや大型の島が並び、西端に桂島がある。島の西部に桂島集落、東部に石浜集落があり、いずれも郷村帳類に一村として載る。正保郷帳によると田一貫四二五文・畑六五〇文。「安永風土記」では田一貫四五〇文・畑一貫二文、一円蔵入地。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「桂島」の解説

桂島〔鹿児島県〕

鹿児島県出水市の北西端の蕨島から北へ約2キロメートル、八代海に浮かぶ島。面積約0.33平方キロメートル。南西の小島前島防波堤で繋がっている。定住が始まったのは江戸時代。チリメンジャコなどの沿岸漁業が盛ん。

桂島〔宮城県〕

宮城県塩竈市、松島湾中央部に浮かぶ島。面積約0.76平方キロメートル。浦戸諸島の島々うち最も塩竈本土に近い。海苔や牡蠣の養殖、シラウオ漁など漁業が盛ん。南部の海岸には海水浴場がある。

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