梔子草(読み)くちなしぐさ

精選版 日本国語大辞典 「梔子草」の意味・読み・例文・類語

くちなし‐ぐさ【梔子草】

  1. 〘 名詞 〙 ゴマノハグサ科二年草。スゲ類の植物に半寄生し、福島県以南の本州四国、九州の丘陵地の明るい林下に生える。茎は叢生し、高さ約三〇センチメートルになる。葉は対生し、茎の基部では小さく鱗片状で、順次大きくなり、長さ約二センチメートルの広線形になる。初夏、茎の上部葉腋(ようえき)に先が四裂した淡紫色筒状花を単生する。萼(がく)に包まれた果実の様子がクチナシの実に似るのでこの名がある。かがりびそう。
    1. [初出の実例]「をみなへしなのぬしとへどこたへぬはくちなしぐさのいろとてかもし」(出典:宇多院女郎花合(898‐913頃)三番)

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動植物名よみかた辞典 普及版 「梔子草」の解説

梔子草 (クチナシグサ・クチナシソウ)

学名Monochasma sheareri
植物。ゴマノハグサ科の二年草

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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