棕櫚箒(読み)シュロボウキ

デジタル大辞泉 「棕櫚箒」の意味・読み・例文・類語

しゅろ‐ぼうき〔‐ばうき〕【×××箒】

棕櫚の毛を束ねて作ったほうき。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「棕櫚箒」の意味・読み・例文・類語

しゅろ‐ははき【棕櫚箒】

※俳諧・毛吹草(1638)四「棕櫚箒(シュロバハキ)

しゅろ‐ぼうき ‥ばうき【棕櫚箒】

〘名〙 棕櫚毛をたばねてつくった箒。しゅろははき。
評判記・嶋原集(1655)梅之部「顔ほそく。色黒し。口は鯉のごとし。髪はしゅろばうきのごとし」

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事典 日本の地域ブランド・名産品 「棕櫚箒」の解説

棕櫚箒[その他(工芸)]
しゅろほうき

近畿地方和歌山県地域ブランド
海草郡紀美野町で製作されている。江戸時代末期からつくられ始めたという。一枚の棕櫚皮から数本しか取れない弾力性・耐久性・耐水性に優れた鬼毛を用いる。やわらかいため畳や床を傷めにくく、長期間にわたって使用できる丈夫で掃きやすい箒。和歌山県郷土伝統工芸品。

棕櫚箒[その他(工芸)]
しゅろほうき

九州・沖縄地方、福岡県の地域ブランド。
うきは市で製作されている。棕櫚箒はやわらかく、細かいほこりまで掃きとることができる。1965(昭和40)年頃には十数軒の農家副業として棕櫚箒をつくっていたという。福岡県特産工芸品。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

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