椿名神社(読み)つばきなじんじや

日本歴史地名大系 「椿名神社」の解説

椿名神社
つばきなじんじや

[現在地名]倉淵村権田 広表

権田ごんだ下平しもたいらから南一五〇メートルほど入ったからす川沿いにある。旧村社。明治一〇年(一八七七)頃には戸春名とばるな社とよばれた(郡村誌)。以前は行前ゆくまえにあったが野火で焼失し、文禄年間(一五九二―九六)現在地に移転したという。江戸時代は権田村の鎮守であった。

明治一二年権田村戸長が県に提出した椿名神社調査書(倉淵村役場蔵)によると、元湯彦命が東征の際この地の山に立ち、「不令行」と宣したので「ゆくまい」の地名が起こり、命が所持した石剣・石玉を神体として自ら祭祀したという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android