楪子(読み)チャツ

デジタル大辞泉 「楪子」の意味・読み・例文・類語

ちゃ‐つ【×子】

唐音菓子などを盛るのに用いる漆器端反り木皿に高い足台をつけたもの。根来ねごろが多い。銘々盆めいめいぼん

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「楪子」の意味・読み・例文・類語

ちゃ‐つ【楪子】

〘名〙 (「ちゃ」「つ」はそれぞれ「楪」「子」の唐宋音) 丸くて浅い朱塗りの木皿。また、それにやや高い足台をつけたもの。茶菓子などを盛る。禅家では多く精進料理用の食器としても用いる。銘々盆。ちゃす。ちゃつう。ちゃっす。ちょう。じょうし。〔壒嚢鈔(1445‐46)〕
浮世草子好色五人女(1686)二「椀家具壺平るすちゃつ迄取さばき手毎にふきて膳棚にかさねける」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android