業曝・業晒(読み)ごうさらし

精選版 日本国語大辞典 「業曝・業晒」の意味・読み・例文・類語

ごう‐さらし ゴフ‥【業曝・業晒】

〘名〙 (「ごうざらし」とも)
① (形動) 前世悪業の報いとして、現世で受けた恥を世にさらすこと。また、その人。はじさらし。
浮世草子・風流比翼鳥(1707)八「尤金七金銀不残遣すて、浅草川に身しづめし事、貴殿(わどの)などがおもわくにはがうざらしともおもわれん」
他人をののしっていう語。ろくでなし。
浄瑠璃女殺油地獄(1721)中「ヤイごうさらしめ、提婆(だいば)め、いかな下人下郎でもふむのけるのはせぬこと」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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