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構音障害 【こうおんしょうがい】

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家庭医学館の解説

こうおんしょうがい【構音障害 Articulation Disorders】
 
[どんな病気か]
 たとえば、「ガッコウ」や「ラッパ」を「ダットウ」とか「ダッパ」と誤るように、言語音を正しく言えないか、ほかの語音に置き替わる状態が構音障害です。
 日本語では五十音の行(子音)または列(母音)の障害として現われることが多く、たとえばカ行音やイ列音を誤る場合は、カ行構音障害とか、イ列構音障害として区別しています。
[原因]
 つぎのような、さまざまな原因でおこります。
 難聴(なんちょう
 比較的軽い難聴の場合、ことばはある程度発達してきますが、言語音が正しく聞き取れないために、それが発音反映します。
 機能性構音障害(きのうせいこうおんしょうがい)
 ことばの発達過程で必ず現われる構音障害が、自己修正できずに構音が誤ったまま習慣化したものをいいます。
 舌・くちびるの精細運動発達の遅れ
 舌やくちびるの運動が不器用だと構音がうまくできません。多くは運動性発語発達遅滞の改善過程に現われます。
 口蓋裂(こうがいれつ)、粘膜下口蓋裂(ねんまくかこうがいれつ)、口蓋短縮症(こうがいたんしゅくしょう)
 共鳴障害の開鼻声(かいびせい)(鼻にかかった声)をともなう構音障害となります。
 極端な舌小帯短縮症(ぜつしょうたいたんしゅくしょう)
 舌先の運動が困難なほど舌先の裏側固着している場合は、構音が障害されます。
[検査診断]
 まず聴力検査聴力問題がないかを調べます。
 難聴がなければ口腔(こうくう)・咽頭(いんとう)(のど)を調べ、構音障害の原因になる問題がないかを確かめます。
 これらのほかに神経学的検査で舌とくちびるの精細運動を調べます。まず舌を前方に出し、ついで左右口角(こうかく)(口の端)へ舌先を向けさせます。これができたならば、舌先を左右交互連続して動かせるかどうかを調べます。構音障害の子どもには、これらの運動が下手で、できない子も少なくありません。このような子は、一般に指使いも下手な傾向があります。
[治療]
 原因に対する対策を講じます。難聴があれば補聴器活用させ、口蓋裂や粘膜下口蓋裂があれば手術をして、息の鼻もれを治します。
 そのうえで正しい構音のしかたを指導します。構音は技術で、これを習得するには知的発達や運動機能がそれを可能にする水準にまで発達する必要があります。訓練にはコツがあり、言語聴覚士コラム言語聴覚士(ST)とその役割」)の助力が必要です。

こうおんしょうがい【構音障害】
 
 構音障害は、構語筋(舌、くちびる、咽頭(いんとう)、喉頭(こうとう))の運動障害によって、話しことばが損なわれ、発話不明瞭(ふめいりょう)となり聞き取りにくくなった状態をいいます。咽頭筋のまひでは音声が鼻のほうにぬけるため、過鼻声音(かびせいおん)となります。このような患者さんでは通常嚥下障害(えんげしょうがい)(むせる)が同時にみられます。


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世界大百科事典 第2版の解説

こうおんしょうがい【構音障害 articulation disorders】 

口から言葉を出すときにその要素である音を発することを構音というが,この構音の異常をいう。しかし,同じ話し言葉障害でも,失語症による障害は構音障害から除くのが慣例となっている。構音障害は機能的構音障害器質的構音障害大別される。機能的構音障害は,現在までのところ,原因となる器質的な異常がみられないもので,構音の技術が未発達であったり,拙劣で,いくつかの音の誤り固定化した状態をいう。たとえば,サ行をタ行に置き換えて発音する子どもなどはこれに属する。
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百科事典マイペディアの解説

構音障害 【こうおんしょうがい】

言語音声明確あるいは明瞭発声できない障害。機能的障害と器質的障害に大別される。機能的障害は,サ行やタ行,カ行,ラ行など子音の発声を誤るものと,難聴によるものがある。
※本文は出典元の用語解説の一部を掲載しています。


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デジタル大辞泉の解説

こうおん‐しょうがい 〔‐シヤウガイ〕 【構音障害】
 
発語に用いる口蓋(こうがい)口唇・舌・のどなどの筋肉を支配する神経が麻痺(まひ)しているため、語音を組み立てられない状態。

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監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
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大辞林 第三版の解説

こうおんしょうがい【構音障害】
 
口唇・舌・口蓋や脳機能などの障害により,話しことばを正確・明瞭に発音できない状態。


(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内の構音障害の言及

【言語障害】より
…話すことの障害は大きく二つに分けることができる。一つは構音障害であり,発音の障害のことで構音器官の障害を原因として起こる。失語症で起こる話しことばの障害はふつうは除くが,近年は構音障害として扱うことがある。…
【口蓋裂】より
…さらに,発声時に呼気の漏洩のために発音障害が起こる。すなわち,母音の鼻音化や子音気流の鼻腔漏出を示す開放性鼻声や声門破裂音や咽頭摩擦音による子音(k,t,d,g)の置換,ひずみ,省略などの構音障害を伴い,とくに著しいものではカ行がア行になる。合併症として,側切歯の数,位置および萌出異常による歯列不正や,上気道感染を起こしやすく,扁桃炎や風邪に罹患しやすい。…
※「構音障害」について言及している用語解説の一部を掲載しています。


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構音障害に近い言葉→器質的構音障害|機能的構音障害|運動障害性構音障害|航空機騒音障害防止地区|構音|障害者条例(障害のある人もない人も共に暮らしやすい千葉県づくり条例)|えん(嚥)下障害|航空障害灯|障害未遂|勃起障害

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