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権利 【けんり】

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大辞林 第三版の解説

けんり【権利】
 
〘法〙
ある利益を主張し,これを享受することのできる資格。社会的・道徳的正当性に裏づけられ,法律によって一定の主体,特に人に賦与される資格。法的正当性。 「生きる-」 「 -をおかす」
何らかの原理や存在によって一定の主体に賦与される,ある行為をなし,またはなさぬことができる能力・資格。
義務
権力とそれに伴う利益。 〔「荀子」にあり,「権勢と利益」の意で用いられる。中国近代の洋学書である丁韙良訳「万国公法」(1864年)で right の訳語としたものを借用したものか〕


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世界大百科事典 第2版の解説

けんり【権利 right 

人が社会的に一定の行為をなすとき,その主体の観点からみた行為の正当性の根拠となる基本概念一つ広義には規範(ルール)によってつくり出される正当性,法律用語としては法規範によってつくり出される正当性,狭義にはみずから意思によって法的救済を求めうる法的可能性の意味に用いられる。〈私は被害者として加害者を糾弾する道徳的権利がある〉とか〈第1回戦の勝者は第2回戦に進む権利がある〉とかという場合の権利は広義の場合の例で,権利を意味する上記の英・仏・独語元来〈正当性〉を意味することとかかわっている。


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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

権利
けんり
right

人間生活関係において各人に帰属すべき利益 (たとえば所有者の現に有する利益,買主の物を取得しうるという利益など) を保護するため,法が各人に与えた利益を主張しうる力。権利の本質については古くから争われており,それを法によって保護された意思の力とみる説と,法によって保護された利益とみる説とが対立しているが,権利にはこの両面があるというのが,現在一般に認められている見解である。

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デジタル大辞泉の解説

けん‐り 【権利】
 
ある物事自分意志によって自由に行ったり、他人要求したりすることのできる資格能力。「邪魔する―は誰にもない」「当然の―」「―を主張する」⇔義務
一定の利益を自分のために主張し、また、これを享受することができる法律上の能力。私権公権とに分かれる。「店の―を譲る」⇔義務。→ライツ(rights)
権勢と利益。

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百科事典マイペディアの解説

権利 【けんり】

法律上,法によって保護された利益に関し個人または団体に対して認められる活動範囲客観説)。自己の意思の優越を主張できる状態(意思説)とも定義される。法による保護とは,権利の行使が妨げられた場合,裁判所に救済を求め得ることを意味する。
※本文は出典元の用語解説の一部を掲載しています。


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世界大百科事典内の権利の言及

【法】より
…道徳,宗教,習俗などと並ぶ社会規範の一種。広義では実定法自然法とを総括するものとして,狭義では法律と同意義で用いられることもあるが,現実に社会で行われている実定法をさすのが最も一般的な用法である。 法は,制定法,判例法,慣習法条理など,さまざまの形態(法源)をとって存在するが,他の社会規範からある程度分化し自立的な存在形態をとるようになると,おのおの独自の構造的・機能的特質をもついくつかの規範群から組成された一つの体系として存立し作動するようになる。…
【法】より
…道徳,宗教,習俗などと並ぶ社会規範の一種。広義では実定法自然法とを総括するものとして,狭義では法律と同意義で用いられることもあるが,現実に社会で行われている実定法をさすのが最も一般的な用法である。 法は,制定法,判例法,慣習法条理など,さまざまの形態(法源)をとって存在するが,他の社会規範からある程度分化し自立的な存在形態をとるようになると,おのおの独自の構造的・機能的特質をもついくつかの規範群から組成された一つの体系として存立し作動するようになる。…
【ラント法】より
…ドイツ法史の用語。11世紀後半から13世紀にかけて,ドイツでは大小さまざまの領邦(ラント)が形成されていったが,その領域に一般的に妥当する法およびその法記録がラント法である。このころになると,主観的権利(レヒト)と客観的規範(レヒト)の両義をあわせもつ法(レヒトRecht)観念が出現するとともに,教会法と世俗法の区別をはじめとするさまざまの法領域の分化が進行し,その過程を通じてラント法も一個の独自の法領域としてみずからを確立してゆく。…
【権利意識】より
…このことばは,多義的に用いられる。(1)最狭義では,ある具体的な状況において自分に社会規範(特に実定法規範)がいかなる権利を与えているかについての自覚的な認識を指す。また,より一般的に,自分に何が権利として与えられているかに対する関心,または自分の権利の実現のために必要な場合には〈権利のための闘争〉(イェーリング)をも辞さないという積極的な態度をも指す。…
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権利に近い言葉→権利証(登記済権利証)|権利付|(農地の)権利設定|国連子どもの権利条約(国連児童の権利条約)|障害者権利条約|権利株|権利金|権利証|知る権利|権利落ち

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