橘小夢(読み)たちばな さゆめ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「橘小夢」の解説

橘小夢 たちばな-さゆめ

1892-1970 大正-昭和時代前期の挿絵画家
明治25年10月12日生まれ。洋画黒田清輝(せいき),日本画を川端玉章にまなぶ。雑誌や小説挿絵を中心に,版画,日本画を手がける。民話,伝説モチーフに女性の魔性を表現,たびたび発行禁止処分をうけ,「幻の画家」とよばれた。昭和45年10月6日死去。77歳。秋田県出身。本名は加藤凞(ひろし)。版画に「水魔」,挿絵に矢田挿雲(そううん)「江戸から東京へ」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android