デジタル大辞泉
「檜皮」の意味・読み・例文・類語
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ひ‐わだ ‥はだ【檜皮】
〘名〙 (「ひはだ」とも)
① 檜
(ひのき)・杉・椹
(さわら)などの樹皮。屋根に葺き、腰壁に用い、また
槇皮(まいはだ)と共に火縄の原料とした。
※延喜式(927)三四「三尺檜皮九百囲」
③ 襲
(かさね)の
色目の名。
諸説あるが、普通には、表は黒みがちの蘇芳
(すおう)、裏は縹
(はなだ)。四季を通じて中年以上の人が着用するものという。
※胡曹抄(1480頃)「衣色事〈略〉檜皮 表蘇芳、くろみあり。裏花田」
※宇津保(970‐999頃)国譲下「下仕
八人、ひはたの
唐衣、袿ども着たり」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報