歌別村(読み)うたべつむら

日本歴史地名大系 「歌別村」の解説

歌別村
うたべつむら

[現在地名]幌泉ほろいずみ郡えりも町字歌別・字新浜しんはま

明治初年(同二年八月から同六年の間)から明治三九年(一九〇六)までの村。幌泉郡南西部、歌別川流域に位置し、北西はコロップ川(コロフル川)をもって幌泉村に、南東歌露うたろ村と接する。北東部は丘陵地で、南西は太平洋に面する(「状況報文」など)近世史料ヲタベツモセウシナイ、ケレフシ、コルフル(コロフル)とみえる地などからなっていた。明治四年二月幌泉詰の開拓大主典関定吉が開拓使本庁に提出した地名の漢字改正案ではヲタベツに歌別・由田別を当てているが、そのなかから歌別が採用され(「開拓使簿書・幌泉往復」道立文書館蔵)、「日高国地誌提要」でも歌別村とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android