正科村(読み)しようじなむら

日本歴史地名大系 「正科村」の解説

正科村
しようじなむら

[現在地名]池田町大字池田 正科

現池田町中部で中山なかやま山地西麓の段丘面を村居とし、北は現大町おおまち市に接する。正科の「科」はこの段丘面をさしての地名と考えられる。

正科の名は明応一〇年(一五〇一)二月一一日の三宮穂高社御造宮定日記において、同社の所役を注した諸郷のうちに「池田庄科 籾八石三斗二升、御幣紙八十二枚半、白米八斗三升二合、手束麻八十三把半、釘八十三半、鎰太夫奉行」とあるのを初見とする。庄科しようじなは正科のことで、当時池田庄科として同一郷に扱われていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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