歯に衣着せぬ(読み)ハニキヌキセヌ

デジタル大辞泉 「歯に衣着せぬ」の意味・読み・例文・類語

きぬせ◦ぬ

思ったとおりをずけずけと言う。「―◦ぬ批評
[補説]「きぬ」は衣服のこと。「歯に絹着せぬ」と書くのは誤り。
[類語]ざっくばらん開けっ広げ開けっ放し明け透け単刀直入ずばり直截ちょくせつ率直開放的あからさまずけずけ大っぴら露骨あらわ赤裸赤裸裸筒抜けガラス張り公然表沙汰フランク口さがない口が悪い口うるさい口やかましい辛口毒舌ずばずば直接的ちょくじかじか直接じきじきストレートダイレクトぽんぽんき出しえげつない遠慮会釈もない無遠慮言いたい放題啖呵たんかを切る

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精選版 日本国語大辞典 「歯に衣着せぬ」の意味・読み・例文・類語

は【歯】 に 衣(きぬ)(き)せぬ

つつみ隠すことなく、思ったままを率直に言う。はっきりと、飾らないで言う。
※応永本論語抄(1420)為政第二「歯にきぬをきせすの玉へり」

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ことわざを知る辞典 「歯に衣着せぬ」の解説

歯に衣着せぬ

遠慮会釈もなく、思ったままを率直に言う。ずけずけ言う。

[使用例] 少しも歯に衣着せず素人をこき下す[山本笑月*明治世相百話|1936]

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