歳華(読み)さいか

精選版 日本国語大辞典 「歳華」の意味・読み・例文・類語

さい‐か‥クヮ【歳華】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 年月歳月
    1. [初出の実例]「経行人事少、宴坐歳華催」(出典:文華秀麗集(818)中・答澄公奉献詩〈嵯峨天皇〉)
    2. 「賓雁に書を繋けては秋の葉落つ 牡羊に乳を期しては歳華空し〈紀在昌〉」(出典:和漢朗詠集(1018頃)下)
    3. [その他の文献]〔劉虚‐積雪為小山詩〕
  3. 春。春の景色春色
    1. [初出の実例]「歳華高枕処、依旧掩柴扇」(出典:蘭亭先生詩集(1758)三・早春)
    2. [その他の文献]〔謝朓‐休沐重還丹陽道中詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「歳華」の読み・字形・画数・意味

【歳華】さいか(くわ)

日月光陰。唐・孟浩然除夜〕詩 (なん)ぞ堪へん、正(た)だに漂泊するに 來日新たなり

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