比物・較物(読み)くらべもの

精選版 日本国語大辞典 「比物・較物」の意味・読み・例文・類語

くらべ‐もの【比物・較物】

〘名〙
二つのものを比較して良し悪しを決めること。くらべて優劣を争うこと。また、そのもの。
※虎明本狂言・粟田口(室町末‐近世初)「其外種種さまざまのくらべ物など、さてもおびたたしひ事でなひか
② (多く「くらべものにならない」の形で用いる) くらべるだけのねうちのあるもの。
新体詩抄(1882)シェーキスピール氏ヘンリー第四世中の一段〈外山正一訳〉「金の時計号鐘と 比べものにはならぬのを」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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