毛黴（読み）ケカビ

デジタル大辞泉

け‐かび【毛^×黴】

接合菌類ケカビ科のカビの総称。パン・餅もち、草食動物の糞ふんなどに生じる。菌糸は白く、毛状でつやがある。《季 夏》

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

け‐かび【毛黴】

〘名〙 藻菌類のケカビ属の腐生的な黴。菌糸はよく分枝して広がる。菌糸から一本ごとに直立して枝分かれしない柱状の柄を出し先端に球状で黒色の胞子嚢を生じる。腐敗した食物や馬糞などについて急に繁殖し光沢ある灰白色の毛のように見える。ぴんかび。《季・夏》

出典　精選版 日本国語大辞典