気取り(読み)キドリ

デジタル大辞泉 「気取り」の意味・読み・例文・類語

き‐どり【気取り】

体裁をつくろうこと。もったいぶること。「気取りのない性格
現代語では多く接尾語的に用いる)そのものになったつもりで、それらしく振る舞うこと。「芸術家気取り」「夫婦気取り
八人のそこつ者もいっぱし役者の―にて」〈滑・八笑人・四〉
気だて。性格。
「立居振舞ひ髪容かみかたち、第一―を大切とし」〈風来六部集・里のをだ巻評〉
趣向工夫
屏風びゃうぶの―はどうでごぜんす」〈洒・軽井茶話〉
ようす。感じ
「まだどうか夢の覚めぬやうなお―ぢゃ」〈黄・見徳一炊夢〉
[類語]見栄めっき洒落っ気飾り気虚栄心

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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