気苦労(読み)キグロウ

デジタル大辞泉 「気苦労」の意味・読み・例文・類語

き‐ぐろう〔‐グラウ〕【気苦労】

[名・形動]あれこれと気を使って、精神的に疲れること。また、そのさま。「気苦労が絶えない」「大会開催中は気苦労な毎日だ」
[類語]気疲れ心労心痛ストレス心配気がかり心がかり不安懸念危惧きぐ憂慮憂患屈託くったく思案うれおそれ気遣いわずら疲れ疲労困憊過労疲弊くたびれ倦怠けんたい疲憊ひはい困弊こんぺい所労旅疲れ考え事物思い考え恐れ取り越し苦労杞憂悲観恐れる危懼きく疑懼ぎく胸騒ぎ不安心心細い心許こころもとない怖いおののく動揺心騒ぎ煩慮憂惧ゆうぐ憂懼ゆうく憂い事気遣わしい痛心鬼胎ひやひやはらはらどきどきおどおどあぶなあぶな恐る恐るこわごわおっかなびっくりおじおじおずおずびくびくこわがる臆するおびえるびくつくおじるおじける恐怖恐れをなす悪びれる案ずる気が気でないそぞろ足が地につかない気が揉める居ても立ってもいられない矢も楯もたまらない居たたまれない生きた心地もしない気になる気に病む危なっかしいおぼつかない

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精選版 日本国語大辞典 「気苦労」の意味・読み・例文・類語

き‐ぐろう‥グラウ【気苦労】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) いろいろと気がねをしたり、気を配ったりして精神的に苦労すること。また、そのさま。心配。
    1. [初出の実例]「年寄ってのきぐらうこれのは馴染の事なれば」(出典:浄瑠璃・冥途の飛脚(1711頃)下)
    2. 「一日厭な他人の中で気苦労をして働いて来て」(出典:妻(1908‐09)〈田山花袋〉一一)

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