水堂古墳(読み)みずどうこふん

日本歴史地名大系 「水堂古墳」の解説

水堂古墳
みずどうこふん

[現在地名]尼崎市水堂町一丁目

武庫むこ川の東約一キロ、古墳時代の汀線に近い標高約三メートルの低地に位置する四世紀後半の古墳。昭和三七年(一九六二)に調査を行った。南向きの前方後円墳で、神社境内によって前方部が変形し後円部のみを残す。墳丘盛土をもって築く。全長推定六〇メートル、後円部径約三〇メートル、高さ約五メートル。幅約二〇メートルの周濠の一部を残す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android