水戸田村(読み)みとだむら

日本歴史地名大系 「水戸田村」の解説

水戸田村
みとだむら

[現在地名]大門町水戸田

生源寺新しようげんじしん村の東、射水丘陵の北西端に位置し、村の東方下条げじよう川が流れる。北陸街道(巡見使道)宿駅で、主集落街道沿いに形成されているが、古い集落は北部の惣分そうぶんで、街道沿いに集落がつくられ始めたのは永禄(一五五八―七〇)頃という。当地西方さいほう寺の縁起によれば、同寺が永禄五年三谷みたに(現庄川町)から街道筋に移転した時には家が六軒あったという。村名は三土田とも書いた。なお当村の東にあった熊野くまの村が明暦元年(一六五五)廃村となり、同村の高は当村に加えられた(「御用覚」川合家文書)。天正一〇年(一五八二)二月一〇日上杉景勝は「本地みと田三ケを一円」の知行を神保信包に認めている(「知行方目録」越佐史料所収川辺氏旧記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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