水臭(読み)みずくさい

精選版 日本国語大辞典 「水臭」の意味・読み・例文・類語

みず‐くさ・い みづ‥【水臭】

〘形口〙 みづくさ・し 〘形ク〙
水分が多くて味が薄い。また、塩気が足りない。水っぽい
※米沢本沙石集(1283)六「日来はちと水くさき酒にてこそ候しに」
情愛が薄い。他人行儀である。よそよそしい態度である。親切でない。
仮名草子竹斎(1621‐23)下「それ程心の穢さを始めより知るならば、いかで因みをなすべきぞ。さりとては水くさし」
浮世草子傾城禁短気(1711)五「あんなみづくさい事言はしゃらふと」
みずくさ‐げ
〘形動〙
みずくさ‐さ
〘名〙

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android