氷枕(読み)ヒョウチン

デジタル大辞泉 「氷枕」の意味・読み・例文・類語

ひょう‐ちん【氷枕】

こおりまくら」に同じ。

こおり‐まくら〔こほり‐〕【氷枕】

熱のあるときなどに、氷や冷水を入れて頭部を冷やすゴム製の枕。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「氷枕」の意味・読み・例文・類語

こおり‐まくら こほり‥【氷枕】

〘名〙 氷片や水を入れて枕にする、ゴムまたはゴム引きの防水布製の袋。熱のある病気のときに、頭部を冷やすために用いる。ひょうちん。
※思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉七「日に百何斤からの氷を湯にしてのけて、氷枕に氷嚢、氷の片を啣むで果敢ない命を繋いで居た」

ひょう‐ちん【氷枕】

〘名〙 こおりまくら。
赤光(1913)〈斎藤茂吉〉分病室「この度は死ぬかも知れずと思ひし玉ゆら氷枕(ヒョウチン)の氷は解け居たりけり

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