池田(町)(長野県)(読み)いけだ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「池田(町)(長野県)」の意味・わかりやすい解説

池田(町)(長野県)
いけだ

長野県北西部、北安曇郡(きたあずみぐん)にある町。松本市の北方に位置し、1915年(大正4)町制施行。1955年(昭和30)会染(あいそめ)村を合併。1957年陸郷(りくごう)村、広津村明科(あかしな)町の各一部を編入。高瀬川の左岸で、中心部の池田地区は松本盆地一角を占め、水田農村部の地方的買物町をなす。可耕地の多くが水田であるが、東部は丘陵地帯で果樹林や畑などになっている。明治末期まで糸魚川(いといがわ)街道の宿場町で、昭和初年までは製糸業が盛んで町勢も発展したが、JR大糸(おおいと)線や国道147号が西隣の松川村を通過することや、製糸業の衰退で工業は第二次世界大戦後停滞している。面積40.16平方キロメートル、人口9382(2020)。

[小林寛義]

『仁科宗一郎著『信濃池田町史話』(1964・柳原書苑)』


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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