法中(読み)ほっちゅう

精選版 日本国語大辞典 「法中」の意味・読み・例文・類語

ほっ‐ちゅう【法中】

談義本・華鳥百談(1748)二「法中(ホッチウ)檀家へいひわけもなきしあはせ」

ほう‐じゅう ホフヂュウ【法中】

〘名〙 仏語多く僧侶の称。僧侶の仲間。僧侶の社会。ほっちゅう。
大乗院寺社雑事記‐応仁元年(1467)四月一四日「陰陽師法服・平けさ〈法中〉束帯〈俗中〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の法中の言及

【不受不施派】より

…厳密な意味での不受不施派とは,この禁教後の地下教団を指していうことが多い。地下教団は全国各地にかくし庵をもち,内信―法立(ほうりゆう)―法中(ほつちゆう)―法灯(法頭)(ほうとう)の系列で組織された。法立は表面だけの転向さえ拒んで人別帳をはずれて無宿(むしゆく)や無籍となって家を捨て,法中に随身した強信者。…

※「法中」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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